■私たちの院内感染対策
■私たちの治療は説明から始まります。
■私たちが誇れること、それは記録です。
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私たちの診療ユニットの上には何もありません。歯を削る機械もついていませんし、薬瓶もおいてありません。
歯科治療は思いのほか血液、唾液などが飛散します。AIDSや肝炎ウィルスなど血液を介して感染する病気もあります。スタッフが感染しないことも大切ですが、患者さんに感染させないことはもっと大切なことです。
コップやエプロンを使い捨てにすることはもちろんのこと、歯を削る機械など患者さんの口の中に入るものはすべて滅菌を行っています。

      
1本20万円もする機具を、削る度に滅菌することは容易ではありません。時には一人の患者さんで3本も使うこともあります。機械の数をそろえることや滅菌の手間や機械の消耗を考えれば不採算になるのです。病気を治す前に「移さないこと」、これは全ての医療で重要なことです。そのために2台の滅菌機は終日フル稼働です。




私たちの治療は説明から始まります。前歯の見やすい所は拡大される手鏡を見てもらうこともありますが、奥歯などの見づらい部分はカメラで写真を撮影して見てもらいます。大きな画像になることで患者さん自身も気がつかなかった虫歯や歯周病もご自分の目で確認することができます。また、歯科用の小さなレントゲンは見づらいので、これもモニター上で拡大して説明しています。「百聞は一見にしかず」の言葉の通り、一目瞭然です。

            


検診で胸部のX線写真を撮影したことがあると思います。しかしながらその説明を聞いてもちんぷんかんぷんだったことはありませんか?その原因は健康な状態と健康でない状態の区別が解らないからです。歯科治療においてもおなじこと。まずは健康な状態を理解してもらうことによって、ご自分の健康でない部分がわかります。

健康な上顎の歯のX線写真


歯周病が重度に進んだ上顎のX線写真


少し遠回りですが、私たちがまず健康な状態を理解してもらうことから始めているのはこのためです。


治療記録の代表的なものはカルテです。しかしながら、カルテには文字や図を書き込むことはできても細かな歯や歯肉の色、形を記録する事はできません。初診の時からどのように治っていくかを観察する事はとても大切なことです。


当院ではお口の写真を撮らせてもらうことがよくあります。それを印刷して患者さんへの説明の時に見てもらう事もあります。患者さんにとってもご自分の口の中がビジュアルにいつでも見れることは大きく理解を深めていただくのに有益な事です。

法律ではカルテとX線写真は5年間の保存が義務付けられています。しかし私たちの記録は全て「永久保存」です。
なぜならばホームドクターとして患者さんと長いお付き合いをするためにはこれらは絶対に捨てられないものと考えているからです。




当院で記録したお口の中の写真です。古いものはすでに20年以上経過しました。写真のスライドキャビネットは院長室の一角を占領しています。現在では便利なデジタル化の恩恵を受けて小さなハードディスクに何万枚ものスライドが保管可能になりました。これらは私たちの掛け替えの無い財産です。もしも火事になったら、通帳や証書はあとまわし。スライドをかかえて避難することにまちがいありません。